先日初めて来院して頂いたお客様からラインが入りました。『整体を受けた翌日、頭痛がひどくてお薬をのみました』
整体を初めて受けられる方には、他院での整体やマッサージの経験、その際の体調変化などを確認するようにしています。
施術後いつもと違う症状が出て、『整体を受けたせいでひどくなった』『ここはだめだ!』と施術に対して不信感を抱かれたことがある方は、是非今日のブログを読んだ上、わからないことが質問してくださいね。
こんにちは!痛みと自律神経の専門家 山梨県甲斐市のウエラボ頭痛整体院 院長 木村友浩です
「マッサージに行って、体調が悪くなった」「行く前より症状が悪化した、揉み返しで辛かった」こんな経験ありませんか?
もしあれば「ここ通うのやめておこう」って思いますよね!
でも、その判断はせっかくあなたの不調を改善させるチャンスを失っているのかもしれません。
マッサージや整体は、体を改善するもの。『施術前より施術後が良い状態になる』と誰もがそう思います。
確かにそうあって欲しいのですが、整体で行っている施術は、骨格の歪みを改善➡筋肉を緩める➡迫されていた血管や神経の負荷が解放
結果として、血流やリンパの流れが改善して、自律神経バランスが整い多くの場合、交感神経が優位に働きだします。
一方、この変化はお客さまには、直接分かりにくい、身体深部の変化です
実際に感じるのは「肩周りの動きがよくなった」「肩・首が軽くなった」「体がポカポカする」「目が明るくなった」
「頭痛が軽くなった」「お腹がゴロゴロして便意を感じるよになった」などの身体症状です。
このようにご自身が感じられる変化の種類、部位、強さは、施術直後、1日後、2日後、3日後・・・・刻々と変改していきます。
一般的にマッサージや整体、鍼などを受けた後に、身体が正常な状態に戻っていく過程で起きる変化を、『好転反応』と呼びます。
上記以外に「痛み」「発熱」「だるさ」などの「悪化した」と感じやすい症状が施術後数日間感じる場合もがあります。
- 好転反応が出る原因
整体やマッサージや整体を受けた後で、すぐに体が軽く感じることもあります。
しかし、その後数時間経過してから、だるくなったり、もみ返しと呼ばれる痛みが出る場合もあります
整体やマッサージは身体にとって『外的ストレス』です。今、悪いなりに身体機能を保とう努力してい平衡状態に負荷をかけることになります。
マッサージや整体、鍼灸、エステを受けた場合には、
・骨格が正常な状態になる
・筋肉の柔軟性が上がる。
・血行が良くなる。
・リンパの流れが改善する。
・自律神経が整う。
などといった変化が身体に生まれます。
ダムを例えにして説明すると、ダムがあることによって、ダムより下流の川の流れは、通常一定にと持たれています
先日中国でもありましたが、ダムの栓を一気に開け放水すれば、急激に川の水位は上がって川の下流は水位があがり、
堤防がで耐えられる以上の水が流れることになります。
その結果、川から水が溢れて、平穏だった近辺の畑や水田、道路まで浸水、時には洪水を起こすことになりますよね?
川と水量とダムは、ヒトの身体でいうと血管、血液、流れが停滞した部位状態と考えられます。
血行が良くなるというのは、悪かった流れが一気によくなった、川の水位が上がった状態に近いのです。
施術によって停滞していた状態から一気に解放されて、想定以上に血行が良くなりすぎた場合、ダルかったり、頭痛がしたり
自覚症状として現れますが、その後血流は落ち着き、症状も落ち着きます。
ダムから放水量は貯まっていた水がなくなれば川の水位も自然と落ち着いいくのと同様に、好転反応も落ち着いていきます
- 好転反応の種類
好転反応は【弛緩反応】【過敏反応】【排泄反応】【回復反応】の4つあります。
それではそれぞれの症状についてお話していきます。
1【弛緩反応】の症状は
体のだるさや、疲れ、発熱、眠気など
2【過敏反応】の症状は
身体の痛み、かゆみ、頭痛、発汗。施術箇所の痛みや炎症、かゆみ、など
3【排泄反応】の「症状」は
湿疹、吹き出物、ニキビ、下痢、尿の色が濃くなるなど
4【回復反応】「症状」
だるさ、発熱、吐き気、生理
- 好転反応の症状と対策
【弛緩反応】
マッサージや整体、鍼灸、エステなどを受けると硬直していた筋肉が緩みます。
今まで固まっていた状態が当たり前だったのが緩むとどうなるかというと、自分の体重を支えるのにも意識的に筋肉に力を入れる必要性が出てきたりします。
そうすると意識的に筋肉を使う必要があるのでだるさにつながります。筋肉が緩み、骨格の歪みが正しくなると、自律神経が整います。
筋肉が固い状態だったり骨格が歪んでいると、交感神経が優位に働き、常に運動しているのと同じ緊張状態になっています
筋肉が緩むと副交感神経が優位になるとリラックスするのでだるさや眠気が出たりします。
弛緩反応の例として、温泉に入って、休憩室ゴロゴロしている時には、なんとなく気だるくとシャキッと立て!と言われても無理ですよね?
対策としては、しっかりと睡眠をとること、ウオーキングなど軽い運動で刺激をいれながら、筋肉を使うことで整ってきます。
【過敏反応】
マッサージや整体、鍼灸、エステをした場合に、血行が良くなり施術部位に血液が集まったり、施術することによって神経の働きが正常になり
今まで鈍感だった部位が敏感になることで、今まで感じにくくなっていた痛みが感じやすくなったり、かゆみを伴ったりします。
施術強度が強すぎると、施術部位が炎症などを起こすことでも血流が良くなったり、炎症改善のための作用で痛みやかゆくなったりもします。
過敏反応の例としては、身体が冷えた時にお風呂に入ったときに急激に血行が良くなって、温まるとかゆくなったりしますよね?
またその後の反応として、解放された血管が冷えて一気に縮まり、血流低下による症状が出る場合があります
対策としては、片頭痛発作や一般的な、肩や腰など施術部位の痛みや炎症がある場合であれば、冷えピタや湿布などを張っていただくと、
痛みも軽減されます。
その他の頭痛やめまいの場合は、解放後の冷えによる血流低下状態により症状がでる場合があるので、温める、軽い運動、腹式呼吸などが
おすすめです
【排泄反応】
排泄反応は、身体に溜まった老廃物、毒素などを体外に排出しようとする作用のことです。
吹き出物やニキビができたり、吐き気、生理、下痢、排便や排尿の量、色、においが変わったりします。
鼻水や鼻詰まりが起こったりもします。身体の中に余っていたり、溜まっていた老廃物や毒を排出しようとする働きです。
その働きによって、排便や排尿の量、色、においが変化したりします。
吹き出物やニキビは、血行やリンパの流れがよくなることで老廃物や毒素を取り除くために皮膚から出そうとする作用です。
例で言えば、お酒を飲んで吐く方がいらっしゃいますよね?
アルコール摂取が限界に達して、これ以上吸収しないために排出するために、吐くという行為になるのです。
当院では、それほど多くはありませんが、施術後吐き気が続いたという方もいらっしゃいました。
花粉症や風邪の時の鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳なども排出反応と言えると思います。
対策としては水分をしっかりと取るようにしてください。水分をしっかりと取ることで体外に老廃物や毒素を排出しやすくなります。
特にニキビや吹き出物ができやすい方などは水分をしっかりととると良いでしょう。
下痢などであれば、スポーツドリンクなど身体に吸収しやすい水分補給を心掛けると良いと思います。
※頭痛と吐き気が激しい場合は、脳血管障害の可能性が否定できないので、病院受診をお勧めしています。
【回復反応】
回復反応は血行の悪さが改善され、血液やリンパなどが流れやすくなり、だるさ、発熱、吐き気、生理、下痢、のぼせやすさなどです。
例としては、スマホを充電したときに熱を持ちますよね?血行が良くなることで体温が上昇したり、体感としてだるさを感じたりします。
対策としては水分をしっかりとって、ゆっくり休むようにしてあげてください。
- 好転反応はどれぐらい続くのか?
好転反応は、おおよそ2~3日で改善していきます。もし、1週間とか症状が改善しない場合は、医療機関で相談することも大切になってきます。
もしかしたら、身体の負担が大きく別の症状や病気が隠されているケースもありますので。
- そのた注意事項:
強い刺激を入れすぎると、筋肉組織が挫滅して、いわゆる『もみ返し』といった炎症反応が起こる場合があります。
当院では強い刺激を伴うように施術を行っておりません。また、特に初回のお客様には、短時間でソフトな施術を心が得ていますのが、
反応には個人差があることをご理解頂きたいと思います。
特に長年の不調が続いていらっしゃる方、最近急に症状が出たという方は、好転反応が出るケースがあります。
100m走ってもゼイセイ、筋肉痛の人もいれば、5㎞走ってもなんともない方など個人差があります。
過去の整体、マッサージ、治療院での好転反応の経験などあれば、初回ご来院時にぜひ、院長までお伝えください。
好転反応のこともお伝えさせていただくようにしております。
本日は好転反応について解説しました。はじめて整体を受けるという方もいらっしゃると思います。
もし、好転反応と思われる症状が出た場合は、慌てず担当の先生に早めに相談してみましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。頭痛・めまい、その他なんでも24時間ご相談受け付けています!