
「足の裏が痛い…ゴルフにも影響が?―中足骨周囲炎と足底筋膜炎の違いと対処法」
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こんにちは。くすのき頭痛整体院の木村です。
今回は、先日ご来院された60代後半の男性のケースから、足裏の痛みについてお話します。
その方はゴルフをされる方で、「ラウンド中に足の裏が痛くてスイングにも集中できない」とご相談をいただきました。診てみたところ、**中足骨周囲炎(ちゅうそっこつしゅういえん)**が疑われました。
【中足骨周囲炎って?】
足の指の付け根あたり(足の前方)に痛みが出る症状。
硬い靴や長時間の立ち仕事、急な運動負荷が原因になりやすく、特に中高年の女性やランナーに多く見られます。
硬い地面での長時間の歩行やスポーツ、加齢による足裏アーチの崩れなどが原因になります。
いわゆる『浮指』の方は、足の指で体重圧を分散できず、中足骨で圧を受け続けることで、周囲が炎症を起こし、過敏になっています
このような症状以外にもタコ、魚目ができやすくなります
今回ご来院頂いた男性、ゴルフをされるので、長い距離を歩くことで、負担が積み重なりやすくなったと考えられます。
【もうひとつ多いのが「足底筋膜炎」】
かかと~土踏まずにかけての痛みで、朝起きて最初の一歩が痛むのが特徴です。こちらも筋膜の硬化や歩きすぎが原因で、中高年の方に多くみられます。
【今回の対処法】
その方には、整体による足部のアーチを作る施術、指を使う練習に加えて、医療用インソール(足底板)をおすすめしました。
足のアーチが形成されると痛みの原因となっていた足底への過剰な負荷を軽減できます。
インソールの使用後は「痛みが減って歩きやすくなった」と好評でした。
【セルフケアでできること】
✅ 足指ほぐし
足の指1本ずつを優しく回したり、揉んだりすることで血行促進&神経の働きが活性化します。
※本田洋三先生の手技に基づいた方法を、当院でも指導しています。
✅ 5本指ソックスの活用
足指をしっかり使うことで、自然な体重移動ができ、足裏全体のバランスが整います。
✅ ゴルフボールマッサージ
足裏にゴルフボールを当てて、コロコロ転がすだけで筋膜リリース効果があり、痛みの予防にも役立ちます。
✅ 靴の見直し
硬すぎる靴やクッション性のない靴は、長時間歩くと足に負担が集中します。フィット感とクッション性を意識した選び方をおすすめします。
最後に
足裏の痛みは、早めの対処が肝心です。
「歳だから仕方ない」「ちょっと我慢すれば…」と思っていても、慢性化すると日常生活や趣味にも支障をきたします。
当院では、足裏の状態確認・整体・セルフケア指導・インソール相談まで幅広く対応しています。
気になる方はお気軽にご相談ください。