熱中症のあと、右肩が“ギューッ”? 利き腕にこわばりが出やすい理由とは

☀️「水分も点滴もしたのに…なぜか右肩がギューッと痛い」

先日、こんなご相談がありました。

「炎天下で瓦を運んだあと、熱中症になって点滴を受けました。
その夜から、右肩から首にかけてギューッと掴まれるような痛みが出てきて…」

OS-1やポカリをしっかり飲んで、病院で点滴も受けたのに、
痛みは引かず、むしろこわばってきた――

そんなとき、体の中では何が起きているのでしょうか?


💡 見えない原因①:マグネシウム不足

OS-1やポカリ、点滴のリンゲル液には、

  • 水分

  • ナトリウム(塩分)

  • カリウム

などの電解質は含まれていますが、

実は、筋肉をゆるめる働きのある「マグネシウム」はほとんど含まれていません。

マグネシウムは、

  • 筋肉の緊張をゆるめる

  • 神経の興奮を鎮める

  • 心拍や血圧の安定に関わる
    など、夏の体には欠かせないミネラルです。


💡 見えない原因②:交感神経が“利き腕”に集中しやすい

ここで注目すべきは、**「右肩にだけ強くこわばりが出た」**という点です。

実は、交感神経は“たくさん使った筋肉”ほど、強く興奮を残しやすいという性質があります。

この方の場合、瓦を何度も右手で持ち上げて運ぶという、反復的で負荷の高い作業をしていました。
このような作業では、右肩・右腕の筋肉がフル稼働しており、交感神経の興奮が片側に集中しやすくなるのです。

つまり、

「利き腕=がんばった腕」→「脳が守ろうとして過緊張を続ける」
→ 「筋肉がゆるまず、痛みやこわばりとして残る」
という流れが起こります。


👐 当院での対応:整体+Mg補給のWアプローチ

当院では、以下のような対応を行いました。

  • **DRT法(背骨のゆらし)**で自律神経のスイッチを切り替え

  • 首・肩・腕への手技で筋膜と血流を整える

  • 高濃度マグネシウム(塩化Mg)液を含んだ水(500mlに8滴)を
     施術前・後・帰宅後の3回に分けて飲んでいただき、さらにもう1本お持ち帰りいただきました。

この“栄養と施術の両輪アプローチ”で、
施術後は「肩が軽くなった」「呼吸がしやすくなった」とのお声をいただきました。


🏠 ご自宅でも続けてほしいセルフケア

  • 腹式呼吸(副交感神経を働かせる)

  • 肩甲骨回し・首回しで血流と可動域をアップ

  • 大胸筋ストレッチで巻き肩をゆるめる

これらを継続することで、交感神経の興奮を抑え、回復が早まります。


✨まとめ:夏の体は“ゆるめる力”が必要

熱中症後の回復には、水分と電解質だけでなく、
「神経と筋肉をゆるめる仕組み」も必要です。

  • 利き腕の疲労 → 局所交感神経過緊張

  • Mg不足 → 筋肉がリラックスできない

  • 痛み止めでは根本の緊張が取れない

当院では、整体・栄養・セルフケアを組み合わせて、
体を根本から整えるお手伝いをしています。


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